人月商売限界、脱却し、エンジニアの働き方を改善する3つの方法(SIer/SES編)

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SIer(システムインテグレータ)、SES(システムエンジニアリングサービス)でよく行われている人月商売(例:エンジニア一人の単価は100万/月ですという契約)が貴重なエンジニア人材の働く環境を悪化させ、それに見合った正当な対価が支払われていない実情を生む原因のひとつとされています。人月商売から脱却し、エンジニアの働き方を改善する方法を下記にまとめてみました。

1.チーム単価にする
2.1+1が単純に2でない
3.ITエンジニアが提供する価値の値段にする

1.チーム単価にする
Aさんは単価300万で、Bさんは100万で、Cさんは90万と請求明細書に記載しているところが多いかと思いますが、それでは脱却ができませんので、チーム単価で記載してください。
対クライアントには単価300万のAさんが全面に出てもらい、実際の開発はチームで望んでいるので、実務はAさんのフォローのもと、BさんとCさんが行います。Aさんが合間合間にクライアントと握っているので、クライアントとしても300万の価値を感じ満足しています。そのようなときに「Aさんが単価300万で、Bさんは100万で、Cさんは90万」というのはナンセンスです。チームとして例えば600万円としましょう。そうすることで、Aさん、Bさん、Cさんの合計は490万ですが、チーム制ではその単純な人月の単価の足し算では合わなくなります。1+1が単純に2でないのと同じように、その理由を次項に記載します。

2.1+1が単純に2でない
Aさんは単価300万で、Bさんは100万で、Cさんは90万は現段階ではスキルの違いはありますが、上記の例のようにAさんに引っ張れれる、フォローされることによりBさんも、Cさんも今まで以上の価値を提供しています。
頑張って200万分の価値を提供しているのですが、人月商売だとBさん100万、Cさん90万しかもらえず、このようなケースは現実多々起こっており、チームで臨んでいる場合は単純な足し算にはなりません。

そして最後に

3.ITエンジニアが提供する価値の値段にする

たとえばAさんは単価300万で、Bさんは100万で、Cさんは90万で、Aさん300万だから今回はずして、BさんとCさんで190万でやってとお願いしたクライアントがあったとする。そうするとAさんがいたときの上記2のケースのように各自バリューを出し、クライアントの課題解決に期待以上の効果をおさめることができたのですが、今回の場合はBさんとCさんとで頑張ったのですが190万分の価値を出したらいい方で、むしろ遅延、不完全、ビジネス効果なし、炎上まで引き起こすことはよくあることです。よってそもそも、Aさんは単価300万で、Bさんは100万で、Cさんは90万という人月商売では価値を正確に判断はできません。そうなると単価をいくら伝えてもあまり意味がなく、ITエンジニアが提供する価値に値段を付けることで、クライアントとエンジニア双方にメリットを出せる状況となります。

以上のことより、人月商売がエンジニアのもたらす価値での対価にそもそもなっていなく、働く環境を悪くしています。人月商売から脱却することで、クライアントとエンジニア双方にメリットを出せる状況となり、働き方改善にもつながっていきます。ご参考ください。

週休どっとねっとより